冬のヒートショックにご注意を
ニュース 2022年01月21日冬場のヒートショックで亡くなる方は、交通事故より多いんです
【ヒートショック】という言葉をご存知ですか?
【ヒートショック】の定義は、急激な温度変化によって肉体に起こる影響のことを指します。
主に血圧の変動や、脈の乱れといった現象で、高齢者や高血圧の兆候が見られる人にとっては、深刻な疾患(脳梗塞・心筋梗塞・大動脈解離など)に繋がる危険があります。
実際、冬場になるとヒートショックによる死者数が急激に増加します。
いったいどうしてでしょう。
暖かい場所にいると、全身がゆったりほぐされる感覚になりますよね。その間、体内では血管が広がり、血圧は下がる傾向にあります。
しかし暖かな場所から急に寒い場所に移動すると、身体の中の熱を逃さないように、筋肉が萎縮します。当然血管も収縮して、血圧は上昇します。
冬場に暖かなリビングから冷えたトイレや洗面所に移動したら、寒さでぶるっと震えた経験はありませんか?
浴室に入るときは、着衣を脱ぎますよね。すると肉体はさらなる寒さに襲われます。血圧もさらに上昇します。
さて、その直後に熱い湯舟に浸かったら、どうなるでしょう?
収縮していた血管が、一気に広がります。上昇していた血圧も、一気に下降します。
この急激な血圧の乱降下が、肉体に負荷をかけることになります。軽度のヒートショックなら軽いめまい程度で済みますが、重度の場合には心臓発作や、失神に繋がります。
湯舟に浸かったままの失神は、溺死に繋がりかねません。
入浴時は特にヒートショックに注意する必要がある理由、お分かりいただけましたか?
ヒートショックを防ぐには、どうすればいいのでしょう
ヒートショックに注意すべき人は、
・65歳以上の高齢者
・高血圧や糖尿病の病歴がある方
・肥満や不整脈の方
などが挙げられます。
命にかかわるヒートショック、どうすれば防げるのでしょう。
脱衣所や浴室、トイレは、リビングといった日常生活を送る場所よりも気温が低い傾向にあります。
そこに暖房器具を置いて、気温が下がり過ぎないように注意しましょう。
ただ空調を設置するのは高額だし、たまにしか使わない場所で暖房を入れたままでおくのはもったいないですね。
そこでトイレや浴室の窓のリフォームは、いかがでしょう。
外気の影響を受けにくい樹脂窓に交換すれば、冬場の冷たい空気が室内に忍び込むのを防げます。また暖めた空気も、外に逃げていきにくくなります。
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